お話「金魚のグラディエーター」

「金魚のグラディエーター」

昔々、ある王国に1匹の金魚が暮らしていました。

ある日、国1番の強いグラディエーターを決める大会が開かれることになりました。この大会で1番になれば、毎日の安定した暮らしが約束されます。

金魚はこの知らせを聞き、決意しました。「小さな水槽はもううんざりだ!1番のグラディエーターになって、一生、国王の世話になってやる!」

それから毎日、戦いに備えて金魚は体を鍛えました。

時には山奥で滝にも打たれました。

筋肉のためにたくさんのタンパク質も採りました。少し無理をして、ジムへも週に2日か3日行きました。

そして、いよいよ国1番のグラディエーターを決める大会の日。

金魚は朝、目が覚めると、なんだか急にめんどうになり、その日は1日、家で寝ていたということです。

おわり

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